中小製造業 モノづくり社長のための戦略的工場経営ブログ
人時生産性向上も人材育成も仕組み次第
1.人時生産性向上プロジェクトは結局、人材育成に行きつく 儲かる工場経営で目指すのは利益アップと給料アップの仕組みづくりです。 ご支援をしている経営者の方々とお話をしていると、多くの方が事業の持続的な成長とともに従業...
相手をリスペクトし仲間を賞賛する雰囲気づくり
1.日立製作所大みか事業所 日立製作所の大みか事業所では社会的インフラの情報システム開発、製造、保守を手がけています。生産品は制御盤です。その大みか事業所は2020年1月、世界経済フォーラムで世界の先進工場「ライトハ...
経営者は伝えたつもりになっていないか?
1.伝えたつもりになっていないか? 「経営者が考えているほどに現場は経営者のことを理解していない。」 ご支援先の現場でしばしば感じることです。経営者は自分の思いや意志を伝えたと考えています。しかし、現場は教えてもらっ...
次世代経営者は〇〇で従業員を導く
1.創業者と2代目経営者の役割は違う 創業者と2代目経営者の役割は違います。創業者はゼロイチです。ゼロから事業をスタートさせます。試行錯誤の連続です。創業者も経験がないのでやってみないとわかりません。トライアンドエラ...
現場の基礎的なスキルや知識は低下していないか?
1.基礎的なスキルや知識の低下 モノづくりに関する技術者の基礎的なスキルや知識の低下は危機的なレベルになっている。このように考える技術者が多いようです。日経BPの「日経ものづくり」で実施したアンケートで明らかになりま...
価格は下げるものだと思い込んでいないか?
1.価格は下げるものだと思い込んでいないか? 現場改革→意識改革→構造改革。儲かる体質に変える手順です。経営者は構造改革でさらなる付加価値額を積み上げたいと考えます。一方、時代の流れは少子化・人口減少、働き方改革です...
仕事のやり方を変えてエンゲージメントを高める
1.日本的経営3種の神器 高度成長期と平成バブルまでの経済成長を支えた日本的経営3種の神器と言われるものがあります。 ・終身雇用・年功序列・企業別労働組合 高度成長期とは戦後から1973年の第1次オイルショックの頃ま...
大きな改革は繰り返し語る事から始める
1.「トヨタ生産方式」大野耐一氏の言葉 トヨタ自動車元副社長、大野耐一氏の著書「トヨタ生産方式」には副題があります。「脱規模の経営を目指して」 「トヨタ生産方式」が出版されたのは1978年、今から43年前のことです。...
製造業労働生産性の国際比較
1.「労働生産性の国際比較2019」 日本生産性本部では毎年12月にOECDや世界銀行などのデータに基づいて世界各国の労働生産性を公表しています。2020年12月に「労働生産性の国際比較2019」が公表されました。 ...
時間を適切に扱えるプロを育てる
1.「時間」は権威の象徴だった時代 「時間」は権威の象徴だ。このように考える時代がありました。660年、中大兄皇子(なかのおおえのみこ)が初めて漏刻を作り、人々に時刻を知らせたと日本書紀に書かれています。 漏刻とは水...
握られているのと握るのとでは雲泥の差
1.人時生産性150%へUP 中小製造企業はとにかく付加価値額人時生産性を高めたいのです。投入できる工数には制約があります。それでも付加価値額を積み上げて豊かに成長発展しなければなりません。 従業員とその家族の人生を...
役割分担をやると現場で何が起きるか?
1.スカイマーク スカイマークは2015年1月に民事再生法適用を申請しました。伊藤も仕事柄しばしばお世話になる航空会社です。 そのスカイマークは、経営破綻後の危機的な状況の中、新たなことに挑戦してきました。部門を超え...
モノづくりのシステム運用に磨きを掛ける
1.巨大な赤字に直面している自動車業界 あらゆる産業がコロナ禍の影響を受けています。自動車業界も例外ではありません。主要自動車メーカー各社の2020年4月~6月期最終損益を見れば明らかです。 日産 2,855億円赤...
工数削減だけでは儲からない
1.「のぞみ」のコロナ対策と輸送能力アップ両立 8月7日より東海道新幹線で「のぞみ」を1時間に最大12本運転する「のぞみ12本ダイヤ」を設定するそうです。輸送能力が高まります。1本増やすと1300人アップです。1時間...
できない人に合わせるとどうなるか?
1.若宮正子さん 若宮正子さん(85歳)は高齢プログラマーとして知られている方です。プログラミングを独学で習得し、シニア向けのゲームアプリ「hinadan」をつくって、米アップルCEOのティム・クック氏から賞賛され...
リーダーに欠かせない資質を問いかける
1.キャプテンの役割は小さくない 100年続いた大手企業もアッという間に市場からの撤退を余儀なくされる時代です。大手も生き残りに必死になっています。いわんや中小製造企業においてをや・・・。 継続的な改革で、(もともと...
品質クレームや品質不正を防ぐ体質
1.現場の体質 先日、大手製造企業の品質保証部門で勤務している知人と久しぶりの会話を楽しみました。時節柄、オンラインです。 仕事のやり方が大きく変わったねぇという話から始まってなんだかんだと4時間以上、話し込みま...
価格弾力性
1.競争しない競争戦略 中小製造企業の取るべき戦略は「競争しない競争戦略」です。 国内市場は成熟化し、加えて少子化、人口減少で、市場そのもの規模が縮小しつつあります。競合と同質化した製品で競争していると、行きつく...
破壊されたスイスの時計業界
1.アップルに破壊されたスイスの時計業界 2020年2月23日フォーブス・ジャパン(電子版)にインパクトのある見出しの記事がありました。「アップルに破壊されたスイスの時計業界」技術革新の社会的影響を研究しているEn...
不良率と手直し率
1.ガラス大手AGCの孫会社での品質不正 1月30日の朝日新聞デジタル版に大手素材メーカー品質不正の記事が掲載されていました。孫会社での品質不正ですが、親会社の責任が免れる道理はありません。 AGC孫会社で品質不...