中小製造業 モノづくり社長のための戦略的工場経営ブログ
経営者に必要な六つの知識・スキル
1.経営者の知識・スキルをブラシュアップする 中小製造企業の人時生産性はトップダウンでなければ高められません。付加価値額の源泉であるお客様を知っているのが経営者だからです。 儲かる要点を一番知っている人に従えば儲かり...
ロードマップを活かすにもやり方がある
1.ロードマップを持つこと 弊社はご支援先の経営者の方々に「ロードマップ」をお伝えしています。製造業でロードマップを持つことのメリットを経験で知っているからです。 製造業は技術の世界で戦っています。技術革新と競合追い...
21年製造業労働生産性水準の国際比較
(公財)日本生産性本部は、毎年12月に労働生産性国際比較の報告書を公表しています。昨年の12月、「労働生産性の国際比較 2022」が出されました。当本部がOECD.Statデータベース等をもとに毎年計測・分析を行い、...
人事評価制度は動機付けのための環境整備
1.従業員を評価する 従業員の動機付けは工場経営での重要な論点です。動機付けは経営課題のひとつと言えます。何も手を打たず、なんでやる気を出してくれないのだろう?と嘆いてもはじまりません。効果的なやり方を考えます。 従...
経営理念を絵に描いた餅に終わらせない
1.我が社の原理原則 中小企業白書22年度版の表題は「新たな時代へ向けた自己変革力」です。 「変わる」は成長発展のキーワードです。外部環境に合わせて変わるのが企業の本質であると言われています。構造改革で命脈を保つので...
右腕役の能力開発は事業の命運を左右する
1.右腕役や幹部を自前で育成する 中小製造経営者の仕事場は「外」にあります。お客様と競合がいるのは市場だからです。スループット、付加価値額の源泉は外にあります。内にはありません。 右腕役や幹部に工場を任せて、経営者は...
意欲的な若手を受け入れる環境整備とは?
1.出世したくない20代は8割 東晶貿易株式会社が運営する転職メディア「転職サイト比較」は、2022年6月3日~10日、全国の20代(20歳〜29歳)に対して、出世欲に関するアンケートを実施しました。調査対象は20~...
危機を乗り越え、再び確かな成長軌道へ
1.避けられない大きな問題に立ち向かう 2019年に起きた新型コロナ感染拡大のような予期しない問題が起きる度に、多くの中小製造企業はその問題に対峙し、乗り切ってきました。 そもそも問題は起こさないようにしたいのですが...
我が社の未来人材ビジョンを考える
1.経営者は従業員の成長を後押しする 製造業の収益構造は固定費vs付加価値額。固定費は経営者の意志や意図を表すものです。固定費のほとんどが人件費と設備費だからです。これらは全て経営者が決めます。 中小製造企業の固定費...
品質不正は経営者の矜持が許さない
1.日野自動車での品質不正 日野自動車でディーゼルエンジンの排出ガス性能と燃費で不正が発覚しました。2022年3月に同社は緊急会見を開催しています。 不正対象のエンジンを搭載した車両の生産・販売ができなくなりました。...
大手と中小の現場に身を置いて知ったこと
1.あるご支援先経営者の疑問 「どうして大手は生産性がいいのでしょうか?」あるご支援先経営者の言葉です。 理由はいろいろ浮かびます。 ・規模の経済が効く。 ・自社商品を持っている。 ・ブランド力がある。 ・優秀な人を...
生き残るにはチームで仕事をするしかない
1.日本の平均賃金は先進7か国で6番目 OCEDデータによると、2020年、各国の平均賃金は下記です。(単位は米ドル) アメリカ 69,392 カナダ 55,342 ドイツ 53,745 OECD全体...
元気でやる気のある若手を採用できているか?
1.ファーストインプレッションの重要性 見知らぬ人の第一印象は10分の1秒で決まるそうです。プリンストン大学の心理学者であるアレクサンダー・トドロフ氏とジャニーン・ウィリス氏の研究によります。実験で明らかになりました...
現場は利益を生み出す理屈を理解しているか?
1.利益率、損益分岐点比率、労働生産性 中小企業白書2021年度版には2019年度の中小企業収益実績値が掲載されています。各種指標の平均値や中央値です。我が社の水準が分ります。 ●売上高利益率売上高経常利益率を200...
20年製造業労働生産性水準の国際比較
(1) 国民1 人当たりGDP の国際比較 毎年、12月に(公益財団法人)日本生産性本部から労働生産性の国際比較データが発表されます。昨年12月にも2020年データが発表されました。 グローバルでどの水準にあるのか知...
品質不正を未然に防ぐ唯一の方法
1.大手製造企業の品質不正問題 日経ものづくり2021年7月号では「日本の品質再定義」を特集しました。特集の中で2016年4月から2021年4月時点での品質問題事例を列記しています。 この5年間に深刻な案件だけでも4...
デジタル化であっても基本を忘れない
1.2020年版ものづくり白書 昨年発行された2020年版ものづくり白書の主題は下記です。「不確実性の時代における製造業の企業変革力」 世界は先が読めない様々な「不確実性」に直面しています。・経済安全保障をめぐる国際...
言葉を結晶化させて現場へ浸透させる
1.日本人を意識する機会 東京オリンピック、パラリンピックでは手に汗を握りながら応援した方も多かったのではないでしょうか? 「頑張れニッポン!」 日頃は気にしていない「日本人」を意識する機会でもありました。 ”私たち...
人時生産性向上も人材育成も仕組み次第
1.人時生産性向上プロジェクトは結局、人材育成に行きつく 儲かる工場経営で目指すのは利益アップと給料アップの仕組みづくりです。 ご支援をしている経営者の方々とお話をしていると、多くの方が事業の持続的な成長とともに従業...
相手をリスペクトし仲間を賞賛する雰囲気づくり
1.日立製作所大みか事業所 日立製作所の大みか事業所では社会的インフラの情報システム開発、製造、保守を手がけています。生産品は制御盤です。その大みか事業所は2020年1月、世界経済フォーラムで世界の先進工場「ライトハ...