中小製造業 モノづくり社長のための戦略的工場経営ブログ

技術課題を分割して要素技術を探索する
貴社ならではの技術開発の手法や手順がありますか? 1.軽量化は今後、ますます求められる技術課題 軽量化は、今後、ますます求められる技術課題です。 家電製品のように、 人が直接に取り扱う製品...

不良品の「率」ではなく、「額」に注目する
貴社では不良品が発生したとき、まず、何に注目しますか? 1.検査コストを忘れない 工程能力指数は検査コストを見極める手掛かりになります。 要求品質は維持しなければなりませんが、かけられるコストは青天井で...

工程能力指数1.33で最低必要な検査コストを知る
人時生産性向上を狙う品質活動は先手必勝です。「リスク管理」ではなく、「危機管理」の発想が求められます。ことが起きる前に手を打つ体制です。そして、先手必勝の品質活動では「変化」に注目します。工程能力指数は変化を知る具体...

工程能力は製造品質の均一性を表わしている
貴社では、工程(生産設備)の能力を把握していますか? 1.工程(生産設備)の「能力」を表現する2つの視点 見込生産や規構格品受注生産は、連続生産かロット生産のケースがほとんどです 多い場合には、数万個、...

コア技術を深耕・強化するときの2つの方針
貴社ではコア技術の深耕と強化に取り組んでいますか? 1.すり合わせ能力に頼る製品開発は避ける 技術の進化は部品のモジュール化も促します。 半導体の微細化技術の進歩で、製品機能が半導体チップ上に統合される...

欧州に目を向けている大田区の小さな世界企業
貴社の付加価値を認めてくれる顧客と出会う機会がありますか? 1.大田区にある日進工業株式会社 欧州には自動車の高級品市場が一定規模あります。 欧州の自動車メーカーは高級車向け市場へ新技術を...

提供できる価値を高く買ってくれる顧客を探す
貴社のコア技術を深耕強化するため、開発費用を回収できるだけの市場を確保していますか? 1.車体の軽量化がますます求められる自動車業界 自動車業界では、環境規制がどんどん厳しくなっています。 対応するため...

モノづくりの本質は、今も昔も変わっていない
モノづくりの本質は、今も昔も変わっていないことに気づいていますか? 1.モノを造れば売れる時代は過ぎ去り、今は成熟化の時代 消費者の価格志向は2極化しており、今はこだわり消費の時代です。 価格比較サイト...

生産管理で直面する工程間調整を人工知能に任せる
現場の納期やリードタイムを決めている項目が明らかになっていますか? 1.新材料開発は先端技術のみでは進まない 人工知能(AI)の話題を、毎日、何らかのメディアで目にします。新聞や雑誌でこの話題を目にしない日が無いほ...

従来品を新規市場へ投入する戦略
貴社で、従来品ベースの新製品を、新たな市場で販売したことはありますか? 1.付加価値拡大戦略で売上高増を目指す新規事業開発 付加価値を創出し拡大する戦略は2つです。 ・売上高を増やす ・変動費を減らす ...

試行錯誤しながら現場力や技術力を稼ぐ力に変換する
貴社が持っている現場力や技術力は稼ぐ力につながっていますか? 1、国内製造業が抱える問題点 国内の製造業を管轄する経済産業省製造産業局長の糟谷敏秀氏は、次のように語っています。 「現場の強...

カイゼンとイノベーションを連携させる
イノベーションのみの取り組みでは技術水準が劣化することに、貴社はお気付きでしょうか? 1.イノベーション 付加価値を創出、拡大させにはイノベーションが必要です。 イノベーションは飛躍的です。 従来業務の...

新技術を導入するには「今」を把握する必要がある
貴社では、現場の「今」を把握する仕組みが整備されていますか? 1.日本の企業に今こそ変革が必要 国内製造業を管轄する経済産業省製造産業局長の糟谷敏秀氏は、国内製造業に変革が必要だと主張しています。 「現...

マテリアルハンドリングを3つの視点で分類する
貴社の現場では、マテリアルハンドリングがどれだけ発生しているか把握していますか? 1.付加価値を生み出さないマテリアルハンドリング 生産とは素材などの低価値の経済財を投入して、より高価値の財に変換する行...

既存技術+既存技術=付加価値で顧客ニーズに応える
貴社では、既存技術を生かして新たな付加価値を創出できますか? 1.摩擦撹拌接合+切削加工 摩擦撹拌接合は摩擦熱で軟化した材料を攪拌して固相接合する技術です。 アルミ合金と鋼、アルミ合金と真...

擦り合わせ力を現場のモノづくり力アップに生かす
貴社の現場では、擦り合わせ力が発揮されていますか? 1.自動車業界では機能と感性からの技術開発が求められる 技術開発で大切なのは、顧客へ提供する価値の見極めです。 商品で求められる仕様が、...

ラインバランシングは生産ライン全体最適化の手法
貴社ではリードタイムをどのように短縮しますか? 1.部分最適と全体最適 儲かる工場経営では蟻の目と鳥の目の使い分けが大切です。 部分最適ばかりではなく、全体最適へも配慮をします。 部分最適...

高付加価値化のカギは自律性から生まれる誇り
製品や仕事に「誇り」を感じるために必要なものとは何でしょうか? 1.日系企業のアジア海外工場でも製品の高付加価値化が進む 株式会社松井製作所は、 プラスチック射出成形製造現場の合理化を支援する設備を製造...

感性と機能に注目した儲かる技術開発
貴社の製品には、機能面のほかに、顧客へ提供している価値がありますか? 1.自動車部品を開発していたころに経験したこと 技術の進歩や時代の流れと共に、顧客価値を見直す必要がある...

世界を目指し成長している中小モノづくり企業の事例
挑戦的な目標を掲げていますか? 1.今後の4つの課題を実践している企業の事例 一橋大学名誉教授で明星大学教授の関満博氏は、4つの外部環境変化を挙げています。 国内の中小製造業は4つの構造転換の中に取り込...