中小製造業 モノづくり社長のための戦略的工場経営ブログ
今月のブログ

価格転嫁を実現させる行動をしているか?
中小企業白書2024年版は、生産性を高める取り組みとして、販売する製品の価格アップをお客様へ働きかけることも重要であると指摘しています。 下記は大企業と中小企業の売上高営業利益率の推移です。1990年、2008年、2...
先月までのブログ

有形・無形の資産へ投資して成長しているか?
0.収益は経営者の言動次第 中小企業白書2024年版では、下記の調査結果が述べられています。 中小経営者へ、投資などによる需要獲得や付加価値向上の行動を、今、するかどうか、尋ねて3分類に分けました。 ①新たな需要を獲...

労働生産性の国際比較2024年
公益財団法人日本生産性本部では、毎年12月に、OECDなどのデータに基づいて世界各国の国民1人当たりGDP、労働生産性(就業者1人当たり国内総生産、就業1時間当たり国内総生産)などの比較を行った結果を、「労働生産性の...

創造意欲を持ってリスクに立ち向かっているか?
中小企業白書2024年版では「中小企業の成長」について下記のように説明しています。 ################## 日本の経済・社会構造の中長期的な変化や、足下の環境を踏まえると、域内経済の牽引や外需拡大に貢献...

人材が定着するための取り組みをやっているか?
中小企業白書24年版では、「人材確保」についてページを割いています。「人材確保」は、中小企業が直面している経営課題のひとつです。人材確保で大事なのは採用と定着の両方にあると指摘しています。白書では、人材の定着につなが...

人材確保は採用と定着の2本柱でやっているか?
人材確保は中小製造企業における喫緊の課題です。 生産年齢人口は(15~64歳の人口)は、1995年に8,716万人でピークを迎え、その後減少に転じ、2021年時点では7,450万人まで減少しています。ピークからすでに...

人材確保のためにやらなければならないことは?
中小企業の従業員数過不足DIはコロナ発生が発生した2020年以降、右肩下がりで悪化傾向にあります。従業員数過不足DIとは、従業員の今期の水準について、「過剰」と答えた企業の割合(%)から、「不足」と答えた企業の割合(...

人手不足問題に直面したときの対応方針は?
中小企業白書2024年版では中小企業の雇用の状況について解説しています。コロナ後の需要回復を受けて、直面しているのは人手不足問題です。これらの解説から、中小製造経営者が直面する人手不足問題への対応方針を考えます。 1...

生産性へプラスの変化をもたらす要因とは?
日本の生産性がグローバルで劣後していると指摘されて久しいです。中小製造企業でも人時生産性向上は経営課題です、今の4,000円~5,000円台を6,000円台、7,000円台へと成長させたいのです。利益アップ、給料アッ...

創業のとき、経営者に必要だったのものは?
中小企業白書2017年版のデータによると、起業後の企業生存率は2年後で90%、5年後で80%程度になっています。5年後、市場から退出している企業は5社に1社です。 企業である以上、市場と向き合わなければなりません。市...

現場へ我が社のことを説明しているか?
「工場経営の本質は経営者の想いを他人の力を借りて実現することである。」 経営者一人で大きな仕事はできません。従業員から協力を得る必要があります。そこで経営者は協力をお願いするために、従業員へ会社のことを説明するのです...

現場はデジタル化の必要性を感じているか?
中小企業白書2023年版は事業のデジタル化について下記の指摘をしています。「中小企業・小規模事業者におけるデジタル化は、人口減少・少子高齢化の進展による人手不足のボトルネックの解消に資する上、中小企業・小規模事業者の...

事業承継を成長の機会として生かせるか?
中小企業白書2023年版では事業承継の解説があります。過去に発行された白書では、以下のことが報告されました。 ・経営者年齢が若い企業ほど新たな取組に果敢に挑戦する企業が多いこと・事業承継によって経営者の世代交代を円滑...

新規事業を成功させるための環境整備をやっているか?
中小製造企業は2つに晒されています。技術の進化と競合の追い上げ。現状維持では技術の進化と競合に置いてけぼりを喰います。生き残りをかけた新規お客様開拓や新商品・新技術開発は絶対に必要なのです。 また新事業展開を行った中...

労働生産性の国際比較2023年
弊社のご支援の目的は人時生産性向上です。労働生産性向上と言い換えられます。一人当たり、時間当たりの付加価値額です。 なぜ、この人時生産性に焦点を当てているのか?利益アップとともに給料アップを実現させたかったら、この数...

価格転嫁を実践している経営者の姿勢は?
1.価格転嫁 中小企業白書2023年版では、今のような先を見通すことが困難な時代において、価格転嫁・取引適正化やデジタル化といった社会的基盤が重要であると指摘しています。個々の中小企業・小規模事業者の生産性向上等の前...

経営者の戦略実行を支える右腕役がいるか?
製造業では経営者のトップダウンによる指示導線が機能しなければ儲かりません。昨今のモノづくりは高度化、複雑化しています。全社一丸、ベクトルが揃っていないとPDCAを上手くまわせないのです。 横串、縦串のためのトップダウ...

既存拡大と新規業創出、どちらで成長するか?
1.成長に向けた既存事業拡大と新規事業創出の取組 イゴール・アンゾフは「製品」と「市場」、既存」と「新規」の2軸で成長戦略を語っています。「アンゾフの成長マトリクス」です。 同フレームワークでは、成長戦略を「市場浸透...

成長に向けて経営戦略を策定しているか?
1.豊かな成長を願う経営者の必要ツール 我が社の豊かな成長を願わない経営者はいません。利益アップと給料アップ。これを実現させる具体策をロードマップで言語化、数値化するのです。 GDPが右肩上がりの時代なら、流れにのれ...

中小企業におけるイノベーション活動の取組状況
1.企業には二つの基本的な機能が存在する 「企業には二つの基本的な機能が存在する。」と語ったのはドラッガーです。その二つの機能とは、マーケティングとイノベーション。 マーケティングは企業に特有の機能であり、在野サービ...