中小製造業 モノづくり社長のための戦略的工場経営ブログ
今月のブログ
人材が定着するための取り組みをやっているか?
中小企業白書24年版では、「人材確保」についてページを割いています。「こおん「人材確保」は、中小企業が直面している経営課題のひとつです。人材確保で大事なのは採用と定着の両方にあると指摘しています。白書では、人材の定着...
先月までのブログ
人材確保は採用と定着の2本柱でやっているか?
人材確保は中小製造企業における喫緊の課題です。 生産年齢人口は(15~64歳の人口)は、1995年に8,716万人でピークを迎え、その後減少に転じ、2021年時点では7,450万人まで減少しています。ピークからすでに...
人材確保のためにやらなければならないことは?
中小企業の従業員数過不足DIはコロナ発生が発生した2020年以降、右肩下がりで悪化傾向にあります。従業員数過不足DIとは、従業員の今期の水準について、「過剰」と答えた企業の割合(%)から、「不足」と答えた企業の割合(...
人手不足問題に直面したときの対応方針は?
中小企業白書2024年版では中小企業の雇用の状況について解説しています。コロナ後の需要回復を受けて、直面しているのは人手不足問題です。これらの解説から、中小製造経営者が直面する人手不足問題への対応方針を考えます。 1...
生産性へプラスの変化をもたらす要因とは?
日本の生産性がグローバルで劣後していると指摘されて久しいです。中小製造企業でも人時生産性向上は経営課題です、今の4,000円~5,000円台を6,000円台、7,000円台へと成長させたいのです。利益アップ、給料アッ...
創業のとき、経営者に必要だったのものは?
中小企業白書2017年版のデータによると、起業後の企業生存率は2年後で90%、5年後で80%程度になっています。5年後、市場から退出している企業は5社に1社です。 企業である以上、市場と向き合わなければなりません。市...
現場へ我が社のことを説明しているか?
「工場経営の本質は経営者の想いを他人の力を借りて実現することである。」 経営者一人で大きな仕事はできません。従業員から協力を得る必要があります。そこで経営者は協力をお願いするために、従業員へ会社のことを説明するのです...
現場はデジタル化の必要性を感じているか?
中小企業白書2023年版は事業のデジタル化について下記の指摘をしています。「中小企業・小規模事業者におけるデジタル化は、人口減少・少子高齢化の進展による人手不足のボトルネックの解消に資する上、中小企業・小規模事業者の...
事業承継を成長の機会として生かせるか?
中小企業白書2023年版では事業承継の解説があります。過去に発行された白書では、以下のことが報告されました。 ・経営者年齢が若い企業ほど新たな取組に果敢に挑戦する企業が多いこと・事業承継によって経営者の世代交代を円滑...
新規事業を成功させるための環境整備をやっているか?
中小製造企業は2つに晒されています。技術の進化と競合の追い上げ。現状維持では技術の進化と競合に置いてけぼりを喰います。生き残りをかけた新規お客様開拓や新商品・新技術開発は絶対に必要なのです。 また新事業展開を行った中...
労働生産性の国際比較2023年
弊社のご支援の目的は人時生産性向上です。労働生産性向上と言い換えられます。一人当たり、時間当たりの付加価値額です。 なぜ、この人時生産性に焦点を当てているのか?利益アップとともに給料アップを実現させたかったら、この数...
価格転嫁を実践している経営者の姿勢は?
1.価格転嫁 中小企業白書2023年版では、今のような先を見通すことが困難な時代において、価格転嫁・取引適正化やデジタル化といった社会的基盤が重要であると指摘しています。個々の中小企業・小規模事業者の生産性向上等の前...
経営者の戦略実行を支える右腕役がいるか?
製造業では経営者のトップダウンによる指示導線が機能しなければ儲かりません。昨今のモノづくりは高度化、複雑化しています。全社一丸、ベクトルが揃っていないとPDCAを上手くまわせないのです。 横串、縦串のためのトップダウ...
既存拡大と新規業創出、どちらで成長するか?
1.成長に向けた既存事業拡大と新規事業創出の取組 イゴール・アンゾフは「製品」と「市場」、既存」と「新規」の2軸で成長戦略を語っています。「アンゾフの成長マトリクス」です。 同フレームワークでは、成長戦略を「市場浸透...
成長に向けて経営戦略を策定しているか?
1.豊かな成長を願う経営者の必要ツール 我が社の豊かな成長を願わない経営者はいません。利益アップと給料アップ。これを実現させる具体策をロードマップで言語化、数値化するのです。 GDPが右肩上がりの時代なら、流れにのれ...
中小企業におけるイノベーション活動の取組状況
1.企業には二つの基本的な機能が存在する 「企業には二つの基本的な機能が存在する。」と語ったのはドラッガーです。その二つの機能とは、マーケティングとイノベーション。 マーケティングは企業に特有の機能であり、在野サービ...
優位性を価格に反映させる3つの取り組み
1.優位性がなければ価格の決定権を手にできない 値決めは経営である。稲盛和夫氏の言葉です。 利益は売上と費用で決まります。利益をふやすには、どちらかです。 ・売上を大きくする ・費用を小さくする 90年代、国内GDP...
経営者が独力で腹落ちに至ることは容易ではない
1.生産性向上が日本の課題 人口減少モードにある日本では生産性向上が喫緊の課題です。グローバルでの低生産性が指摘されています。公益財団法人 日本生産性本部 「労働生産性の国際比較 2022」によると下記です。 ●OE...
貴社のデジタル化は成果が出ているか?
1.DX化 DX(デジタルトランスフォーメンション)化の重要性は論を俟ちません。少数精鋭の中小製造企業ではなおさらです。 「デジタルテクノロジーを使用して、ビジネスプロセス・文化・顧客体験を新たに創造(あるいは既存...
コストアップ要因を価格に反映できているか?
1.コストアップ要因を価格に反映できているか? 値決めは経営であるとは稲盛和夫氏の言葉です。@付加価値額=価格-@変動費で計算されることを考えると稲盛氏の言葉が理解できます。経営者が考えるのは@付加価値額を最大化です...