戦略的工場経営ブログ標準化で自主性を促し、現場からやる気を引き出す

貴社の標準化は現場の自主性を促していますか?
1.グローバルで技術が共通化されるメリット
国内企業が海外で工場を立ち上げるとき、 国内の技術者が支援で派遣されるケースは多いです。 国内の工場はマザー工場の役割をしています。 マザー工場で製造技術と生産技術を進め、その成果を海外拠点へ移管。 製造技術と生産技術が、国内、海外で共通化されれば、管理コストを抑制できます。 特に、設備トラブルに対して、柔軟な対応が可能です。 海外拠点でトラブルが発生した時も、国内での経験やノウハウを活用できます。 設備仕様が共通なら、国内外の工場へ、最小の設備部品在庫で対応が可能です。 同じ仕様で生産活動を開始しても、 国内外での設備の使い方に関しては、細部での差異が避けられないのが現実です。 ですから、少なくとも原則的に、 同一仕様の設備をグローバルで展開した方が、その後の手間は圧倒的に省けます。 ソフト面の多様性をある程度許容したうえで、ハードの統一化を図るのです。
2.ホンダは世界の各工場の成長を生かそうとしている
ホンダもグローバルで生産基盤を共通化しています。 「生産体質改革」は2000年頃に始めた生産技術と製造技術の改革です。 需要に応じた柔軟な生産ラインを世界規模で整備したいとホンダは考えました。
(ホンダでは)ボトムアップを大切にする。 汗をかいて 懸命にものを造るのは現場の作業者であり、 生産技術や製造技術の知恵はそうした現場から生まれてくる。 失敗も許容する。 だから人も育つ。グローバルに人を育てる視点があります。 現場からのやる気が、 イノベーションの源泉であることをホンダは理解し、それを実践しています。 弊社では、「工場経営の本質は自分の想いを、他人を通じて実現することにある」と考えています。 経営者の方へお伝えしていることです。 現場からやる気を引き出すことがキモとなります。 ホンダで、しばしば耳にする「ホンダらしさ」の追究では前提条件があります。 自律性、自発性の重視です。 指示されるだけでは「ヤラサレ感」しか感じません。 「ボトムアップ」からは、程遠い状況に至ります。 (出典:日経ものづくり2016年3月号) 貴社の現場は、いかがでしょうか?(出典:日経ものづくり2016年3月号)