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どの工程から着手して、生産の流れを作りますか?

 

1.出荷工程は現場と顧客の接点

利益を生み出すために付加価値額の最大化を図ります。

そして、それは顧客満足度最大化とも関連しています。

顧客の満足を獲得できないと、付加価値額は積み上がっていかないからです。

 

重要なことだと頭では理解しているものの、

モノづくりに汗をかいていると、

現場はついつい顧客の顔を忘れてしまいます。

 

しかし、これは極めて重要な事実です。

したがって、これを目的に、経営者は現場のベクトルを揃えなければなりません。

 

私たち、中小製造企業が

モノづくりを通じて、

収益を獲得できているのは、

自社製品が、顧客に”選ばれている”からです。

判断基準は顧客側にあります。

 

だから、現場で、

”我々は、良い製品を造っている”と、

どれほど強く思っても、

顧客に選ばれなければ、収益につながらないのです。

 

強い思いを持つことは、

自律性を発揮するためにも、

大切なことですが、

井戸の中のカエルになってはいけません。

 

顧客満足度を高めるという

共通目標に向けてベクトルを揃え、

現場の一体感を醸成することが大切です。

 

その意味で、

出荷工程は現場と顧客の接点であり、

重要工程であると弊社では考えています。

 

出荷工程をチェックする弊社の観点は3つです。

・その日の出荷情報を表示した出荷管理ボード(顧客名、時刻、製品、数量)

・出荷品の置き場表示

・現品表示

これらの仕掛けで、現場が顧客の顔を見えるようにするのです。

 

加えて、これらの仕掛けは、

出荷に関連した緊急事態へ、

機動力を持って対応するための見える化ツールでもあります。

 

生産形態や生産規模に関わらず、出荷工程が重要工程であるのは同じです。

顧客のことを感じられる工程が、この出荷工程となります。

 

 

 

 

 

2.ある金属加工企業での話

ご支援をしている現場で、

”出荷工程”が全く存在していないケースがたまに見られます。

 

ある金属加工現場での話です。

最終工程の設備の横に、”なんとなく”、完成品が置かれていました。

その現場では明確な出荷工程(出荷場)を決めていなかったのです。

 

完成品と仕掛品が混在して、

取り扱いを間違えることはないですか?

と現場へ尋ねると、お客さんはすぐに取りにくるので、問題ないとのこと。

 

ずっとこんな感じでやってきたらしいのですが、

こうした現場では、出荷工程を改善するところからです。

2つの観点で問題があるからです。

 

 

 

1つ目の問題は、多品種化で製品識別ミスのリスクが高まること。

多品種化がさらに進み、短納期対応を極めていくと、場内に流動する製品が増えます。

 

雑然とした現場で、

なんとなく管理していたのでは、

いずれ大きなミスを起こさないとも限りません。

 

顧客へ誤った製品を渡してしまう、

あるいは、仕掛品を届けてしまう、

こうした人為的なトラブルは避けたいです。

 

そこで、出荷工程へ向けた、

生産の流れをはっきりさせるため、

明確な”出口”を設定します。

 

 

 

2つ目の問題は、雑然とした現場のままでは顧客へ安心感を与えられないこと。

顧客満足度を高めることが、

付加価値額最大化にもつながるという考え方によれば、この観点も忘れてはなりません。

 

中小の製造現場にはしばしば、顧客が直接に製品を引き取りにくることがあります。

お願いをした製品が、

しっかり管理されている状況と

雑然とした現場に、

埋もれている状況の

どちらが顧客へ安心感を与えるかは言うまでもありません。

 

さらに一歩進めて、

現場をアンテナショップのように

情報発信・収集の場にしてしまうというアイデアもあります。

 

顧客や家族に足を運んでもらい、現場を見てもらうわけです。

顧客や家族に見てもらうという観点で考えたら知恵も出てきます。

 

それは職場に対する誇りへもつながるのではないでしょうか。

現場は人生をかけて働く職場のことを誇りに思いたいと考えています。

出荷工程の整備を通じて、誇りに思えるきかっけをつくることも可能です。

 

改善活動の切り口は多様です。

現場と顧客との接点となる出荷工程に着目するやり方があります。

 

顧客との接点となる出荷工程を改善の対象にしませんか?

 

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