中小製造業 モノづくり社長のための戦略的工場経営ブログ
今月のブログ
事業承継を成長の機会として生かせるか?
中小企業白書2023年版では事業承継の解説があります。過去に発行された白書では、以下のことが報告されました。 ・経営者年齢が若い企業ほど新たな取組に果敢に挑戦する企業が多いこと・事業承継によって経営者の世代交代を円滑...
先月までのブログ
新規事業を成功させるための環境整備をやっているか?
中小製造企業は2つに晒されています。技術の進化と競合の追い上げ。現状維持では技術の進化と競合に置いてけぼりを喰います。生き残りをかけた新規お客様開拓や新商品・新技術開発は絶対に必要なのです。 また新事業展開を行った中...
労働生産性の国際比較2023年
弊社のご支援の目的は人時生産性向上です。労働生産性向上と言い換えられます。一人当たり、時間当たりの付加価値額です。 なぜ、この人時生産性に焦点を当てているのか?利益アップとともに給料アップを実現させたかったら、この数...
価格転嫁を実践している経営者の姿勢は?
1.価格転嫁 中小企業白書2023年版では、今のような先を見通すことが困難な時代において、価格転嫁・取引適正化やデジタル化といった社会的基盤が重要であると指摘しています。個々の中小企業・小規模事業者の生産性向上等の前...
経営者の戦略実行を支える右腕役がいるか?
製造業では経営者のトップダウンによる指示導線が機能しなければ儲かりません。昨今のモノづくりは高度化、複雑化しています。全社一丸、ベクトルが揃っていないとPDCAを上手くまわせないのです。 横串、縦串のためのトップダウ...
既存拡大と新規業創出、どちらで成長するか?
1.成長に向けた既存事業拡大と新規事業創出の取組 イゴール・アンゾフは「製品」と「市場」、既存」と「新規」の2軸で成長戦略を語っています。「アンゾフの成長マトリクス」です。 同フレームワークでは、成長戦略を「市場浸透...
成長に向けて経営戦略を策定しているか?
1.豊かな成長を願う経営者の必要ツール 我が社の豊かな成長を願わない経営者はいません。利益アップと給料アップ。これを実現させる具体策をロードマップで言語化、数値化するのです。 GDPが右肩上がりの時代なら、流れにのれ...
中小企業におけるイノベーション活動の取組状況
1.企業には二つの基本的な機能が存在する 「企業には二つの基本的な機能が存在する。」と語ったのはドラッガーです。その二つの機能とは、マーケティングとイノベーション。 マーケティングは企業に特有の機能であり、在野サービ...
優位性を価格に反映させる3つの取り組み
1.優位性がなければ価格の決定権を手にできない 値決めは経営である。稲盛和夫氏の言葉です。 利益は売上と費用で決まります。利益をふやすには、どちらかです。 ・売上を大きくする ・費用を小さくする 90年代、国内GDP...
経営者が独力で腹落ちに至ることは容易ではない
1.生産性向上が日本の課題 人口減少モードにある日本では生産性向上が喫緊の課題です。グローバルでの低生産性が指摘されています。公益財団法人 日本生産性本部 「労働生産性の国際比較 2022」によると下記です。 ●OE...
貴社のデジタル化は成果が出ているか?
1.DX化 DX(デジタルトランスフォーメンション)化の重要性は論を俟ちません。少数精鋭の中小製造企業ではなおさらです。 「デジタルテクノロジーを使用して、ビジネスプロセス・文化・顧客体験を新たに創造(あるいは既存...
コストアップ要因を価格に反映できているか?
1.コストアップ要因を価格に反映できているか? 値決めは経営であるとは稲盛和夫氏の言葉です。@付加価値額=価格-@変動費で計算されることを考えると稲盛氏の言葉が理解できます。経営者が考えるのは@付加価値額を最大化です...
経営者に必要な六つの知識・スキル
1.経営者の知識・スキルをブラシュアップする 中小製造企業の人時生産性はトップダウンでなければ高められません。付加価値額の源泉であるお客様を知っているのが経営者だからです。 儲かる要点を一番知っている人に従えば儲かり...
ロードマップを活かすにもやり方がある
1.ロードマップを持つこと 弊社はご支援先の経営者の方々に「ロードマップ」をお伝えしています。製造業でロードマップを持つことのメリットを経験で知っているからです。 製造業は技術の世界で戦っています。技術革新と競合追い...
21年製造業労働生産性水準の国際比較
(公財)日本生産性本部は、毎年12月に労働生産性国際比較の報告書を公表しています。昨年の12月、「労働生産性の国際比較 2022」が出されました。当本部がOECD.Statデータベース等をもとに毎年計測・分析を行い、...
人事評価制度は動機付けのための環境整備
1.従業員を評価する 従業員の動機付けは工場経営での重要な論点です。動機付けは経営課題のひとつと言えます。何も手を打たず、なんでやる気を出してくれないのだろう?と嘆いてもはじまりません。効果的なやり方を考えます。 従...
経営理念を絵に描いた餅に終わらせない
1.我が社の原理原則 中小企業白書22年度版の表題は「新たな時代へ向けた自己変革力」です。 「変わる」は成長発展のキーワードです。外部環境に合わせて変わるのが企業の本質であると言われています。構造改革で命脈を保つので...
右腕役の能力開発は事業の命運を左右する
1.右腕役や幹部を自前で育成する 中小製造経営者の仕事場は「外」にあります。お客様と競合がいるのは市場だからです。スループット、付加価値額の源泉は外にあります。内にはありません。 右腕役や幹部に工場を任せて、経営者は...
意欲的な若手を受け入れる環境整備とは?
1.出世したくない20代は8割 東晶貿易株式会社が運営する転職メディア「転職サイト比較」は、2022年6月3日~10日、全国の20代(20歳〜29歳)に対して、出世欲に関するアンケートを実施しました。調査対象は20~...
危機を乗り越え、再び確かな成長軌道へ
1.避けられない大きな問題に立ち向かう 2019年に起きた新型コロナ感染拡大のような予期しない問題が起きる度に、多くの中小製造企業はその問題に対峙し、乗り切ってきました。 そもそも問題は起こさないようにしたいのですが...