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現場に生産実績を掲げていますか?

 

1.伝えることの大切さ

生産管理の目的は「見える化」です。

 

生産管理を構成する

品質管理、

原価管理、

工程管理(生産管理3本柱)で

生産活動を数値化、定量化、客観化します。

経営者は意思決定に使うデータを手にできるのです。

 

一方、現場は日々の仕事の状況を知り、理解できます。

現場の自律性を促したかったら、

日々の仕事の状況を現場へ伝え、

理解させることです。

 

今の立ち位置が

どこにあるのか分かっていないと、

そもそも現場は考えることができません。

 

加えて、

持続するやる気を引き出す観点からも、

現場は自分たちの仕事ぶりを評価してもらいたいと考えています。

 

ですから、現場へ情報を”伝える”ことは大切なのです。

 

 

 

先日、下記のご質問をいただきました。

 

”現場の作業者は

自分たちの工程に関係した仕事しか

しようとしない。

どうしたら工程間の連携を促すことができるだろうか?”

 

自分たちはこれだけやればいいという考え方が現場に定着しているようです。

こうした現場に共通した問題点があります。

 

それは”知らせていない”ことです。

現場の仕事ぶりがどうなっているのか?

いいのか、あるいは改善の余地があるのか?

 

経営者は、現場へ意思表示をする必要があります。

 

 

 

 

 

2.現場へ知らせる

小さなことからでもいいので、現場へ知らせることを始めるべきです。

 

小さな黒板、ホワイトボードでかまいません。

それを掲示板として日々の生産実績を現場へ伝えることからやってみます。

 

そして、現場へ生産実績を掲示するとき、少なくともやるべきことが2つあります。

 

一つ目は、経営者を含め、特に現場が興味を持つ工程指標、生産指数を選択することです。

成果を実感できる数字でなければなりません。

現場に関心を持ってもらうことが狙いだからです。

 

わかりやすい数字である必要もあります。

わかりやすい数字でなければ伝わりません。

 

 

 

例えば、生産リードタイムは重要視したい工程指標、生産指数のひとつです。

仕事を時間軸で捉えることは短納期を実現させるのに欠かせません。

 

しかし、必ずしも全ての現場が、

現時点で、

”時間”に対して敏感に反応してくれるわけではないでしょう。

 

仕事を時間軸で捉え、

”時間”に敏感な現場へ変えることは

これからの課題としても、

当面はそれに変わる指標や指数を掲げる必要があります。

 

例えば時間当たりの回数です。

これはリードタイムをひっくり返した数字となりますから、実質同じです。

 

熱処理炉へ一日何回投入した。

めっき槽へ1時間当たり何回投入した。

このような表記の工夫も必要です。

 

 

 

二つ目は目標値を設定することです。

数字はそれ一つだけ提示されても意味をなしません。

 

製造現場のそれは特にそうです。

比べるものがあって、初めて数字に意味づけがされます。

 

「工場の生産性は4ヶだ!」

このように、

経営者が数字を単独で

いきなり現場へ提示しても、

現場は反応のしようがありません。

 

それが、いいのか、改善の余地があるのか、判断する術がないからです。

だから目標値も外せません。

 

 

 

目標値を設定するには望ましい姿を描き、

そこから逆算して数字を計算する必要があります。

常に目指すべき状態を明確にしておかないとできないことです。

 

ですから経営者は、

つねに、5年先、10年先の目指すべき状態を設定する必要があります。

 

 

 

目標値は経営者の意思や意図の現れです。

これは、現場へ伝える、浸透させるべき数字となります。

 

目標値は経営者の代弁者です。

目標値が経営者の分身として現場に立ってくれています。

 

日々の実績数値と目標値。

少なくともこの2つを組み合わせて現場へ掲示して下さい。

 

そして、もう一つ重要なことがあります。

毎日、確実に続けることです。

 

更新を忘れて、前々日の数字のまま、ということがないようにします。

掲示板の重要性を現場へ伝え、経営者の本気度を知ってもらうためです。

更新忘れがあると、現場の「その程度のものか」となってしまいます。

 

現場い定着した取り組みを振り返って下さい。

徹底されないかぎり、その取り組みは現場へ定着しなかったはずです。

 

 

 

今、ご支援をしているクライアント先で、

この掲示板に取り組み始めた現場があります。

 

この掲示板を担当している現場リーダーへ

「あなたが不在の時はどうするのですか?」

と尋ねたら、次の答えがありました。

 

「そのときは別の担当者がやることに決めています。途切れさせたらダメですから。」

 

現場リーダーは、

現場へ掲示板を据え付けて、

現場へ日々の実績を表示する、

そもそもの目的を十分に理解していました。

 

日々の実績を現場へ表示する仕組みをつくりませんか?

 

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